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全国的に地価が上昇し、人気エリアとなっている札幌市ですが、路線価も上昇傾向です。
札幌国税局が発表した路線価によると、前年比の平均上昇率は3.7%(2020年時点)で5年連続でプラスになっています。
伸び率も全国平均を上回り、路線価の上昇の勢いが続いている状況。
今回は、札幌市の路線価と一番高い場所について解説していきます。
札幌国税局の発表によると北海道内約1万540地点の前年比の平均上昇率は3.7%(2020年時点)、伸び率は全国平均の1.6%(2020年時点)を上回り、5年連続でプラスになっています。
全国的な伸び率としては、沖縄が10.5%、東京が5%、宮城県、福岡県が4.8%、北海道が3.7%と言う結果に。
上記の上昇率がアップした背景としては、訪日外国人向けの観光や復興の再開発などが要因として挙げられます。
2020年7月時点の情報になるため、新型コロナウイルスの影響により伸び率の低下や路線価の下落なども予測されるでしょう。
札幌税務署の発表によると、最高路線価のうち札幌市内の5地点のうち4地点の伸び率が10%を超える結果となっています。
伸び率の上昇の要因には、札幌駅周辺で進んでいる再開発が考えられます。
各エリアと路線価のトップ10は下記の通りです。
①札幌中:中央区北5条西3丁目(路線価572万円)
②札幌北:北区北7条西4丁目(路線価168万円)
③倶知安:山田(路線価72万円)
④札幌西:中央区南1条西11丁目(路線価65万円)
⑤札幌東:厚別区厚別中央2条5丁目(路線価34万円)
⑥札幌南:豊平区平岸2条8丁目(路線価22万円)
⑦旭川中:宮下通7丁目(路線価20.5万円)
⑧小樽:堺町(路線価16.5万円)
⑨函館:本町(路線価15.5万円)
⑩帯広:西2条南9丁目(路線価8万円)
※単位:1平方メートルあたり万円
札幌市の路線価は上昇傾向が続いていますが、一方では下落が加速している市町村もあります。
深川市4条8番のエリアは下落率が7.7%と全国の中でもワーストでした。
また、網走、浦河、余市、十勝池田は下落に転じています。
2020年7月発表時点では新型コロナウイルスの影響は加味されていないため、下落幅が大きくなる可能性も考えられるでしょう。
2020年10月28日の発表では、2020年6月末時点で地価の下落は見られましたが、路線価を下回ることはなかったため、路線価の減額補正は実施されない方向で発表されました。
新型コロナウイルスは路線価以外にも様々なところで影響を及ぼしているため、不動産価格の下落にも繋がることが考えられます。
今回は、札幌市の路線価について解説しましたが、5年連続上昇している結果になっています。
ただし、2020年時点であり、新型コロナウイルスの影響は加味されていません。
公示地価が下落すれば不動産価格も下がる可能性が高いため、売却はタイミングと計画性が大切になります。
札幌で不動産の売却をお考えの方や査定をご希望の方は、センチュリー21テンズホームまでご相談ください。
売却査定やご相談は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。