土地の売却を考えている方にとって、「どれくらいで売れるのか」は一番気になる部分でしょう。
土地の場所や条件などによって差はありますが、平均3〜6ヶ月の期間がかかると言われています。
場合によっては6ヶ月以上も売れないこともあるため、不動産会社と相談しながら価格を下げるなどの対応も必要になります。
この記事では、土地が売れるまでの期間や売却スケジュール、土地の売却が長引く原因について詳しく解説していきます。
土地の売却期間は、場所などの条件にもよりますが、平均して3〜6ヶ月と言われています。
早くて3ヶ月、遅くて6ヶ月以上の期間がかかるため、予め把握しておくとスムーズです。
また、人気の高い都心部であっても立地条件が悪く、建物の建設に向かない土地であれば長引くこともあります。
条件だけでなく、売り出した時期などによっても左右されるため、想定よりも時間がかかることもあるのです。
土地の売却にかかる期間の内訳は、下記の通りです。
・査定〜売却開始:相場を調べて査定を実施、不動産会社を決める
・内覧〜契約成立:内覧対応を行い条件を交渉して契約を結ぶ
・決済〜引き渡し:売却代金の受け取りや引き渡し
土地を売却することを決めたら、相場を知るために査定を受けます。
机上査定と訪問査定の2つがありますが、ネットで簡単に依頼する机上査定を受けてから、訪問査定を依頼する流れが一般的。
依頼したい不動産会社が見つかったら、仲介を代行してもらうための媒介契約を結びます。
売り出し後は内覧の対応などを行い、不動産会社と条件交渉を行い、問題なければ売買契約を結び引き渡しになります。
査定を受ける場合は、複数の不動産会社に依頼をして、対応を見極めて選ぶことが必要です。
中には土地の売却に時間がかかり、長引いてしまうこともあります。
売却までの期間が長引いてしまうと、売却が難しくなる可能性もあるため注意が必要です。
ポータルサイトに長期間掲載されている場合は、新着として扱われなくなってしまうため、利用者からも見つけられにくくなってしまったりすることもあります。
ここでは、土地の売却が長引く理由と原因について見ていきましょう。
広告を出したり、来客に勧めたり、不動産会社で行われる販売活動は会社によって様々です。
広告の出し方やすでに抱えている顧客の数などによって、売れ行きに違いが出ることもあります。
また、条件が難しい土地や売れにくい場所にあるなど、担当者のモチベーション低下にも繋がり、積極的な販売活動に繋がっていないことも考えられます。
任せっぱなしにするのではなく、対応などを見極め、依頼を任せ続けて良いか判断することも必要です。
土地そのものの問題によって売れない期間が長引くことがあります。
土地の形がいびつで建物が建てにくい
周辺にゴミ処理場や暴力団事務所がある
法律上で再販不可になっている
農地や市街地調整区域など利用に制限がある
などの特徴がある土地は、売却期間が長引いてしまうことがあるため、事前に不動産会社タオ相談しながら戦略を立てることが必要です。
周辺に同じような広さの土地があると、条件の良い方へ流れてしまい時間がかかる可能性があります。
競合相手よりも優位に立つために、値下げをしなければならないこともあるでしょう。
事前に周辺の競合を調べておくことや土地の売却が得意な不動産会社を選び、売却のタイミングを見計らうことも必要です。
土地の売却には時間がかかるとは言え、早く売却したいですよね。
ここでは、土地を早く売却するためにできることを見ていきましょう。
◆複数の不動産会社を比較する
一社だけではなく、複数の不動産会社を比較し、それぞれの査定額や対応などを比較して選びましょう。
不動産会社によって得意分野や売却戦略などが異なり、結果が変わってきます。
複数の不動産会社に査定を依頼するときは、不動産一括査定サイトなどを利用することがおすすめです。
まずは査定依頼を行い、対応などを見極めた上で、契約する不動産会社を選びましょう。
◆土地の売却が得意な不動産会社へ依頼する
土地の売却にはエリアの特性を理解していることも重要なポイントになります。
「大手不動産会社なら安心できそう」と考えている方も多いかもしれませんが、エリア特性を理解していない担当者が担当することもあります。
売却したいエリアについて詳しく、土地の売却が得意な不動産会社を選ぶことが大切です。
◆買取も視野に入れて考える
土地の売却方法として、不動産買取も選択肢の一つです。
不動産会社に買取ってもらうことで、買主を探す手間や交渉の時間も不要になるので、現金化が早いメリットがあります。
土地の価値などにもよりますが、数日〜1ヶ月ほどで売却が可能なので、どうしても早く売却して現金が欲しいなどの場合はおすすめです。
ただし、売却価格は市場価格の6割程度と仲介に比べて安くなるデメリットもあります。
◆相場よりも価格を下げて販売する
土地の売却価格は売主が自由に決められるため、市場よりも価格を下げて販売する方法もあります。
価格を下げることで、売却までにかかる期間を短縮できる可能性も。
価格を下げて販売する場合は、不動産ポータルサイトや土地総合情報システム、固定資産評価額などのデータから相場額を把握して、価格を決める必要があります。
土地の売却には3〜6ヶ月の期間がかかると言われており、場合によっては長引くこともあります。
条件によっては時間がかかることもあるため、長期的な戦略を考え準備しておくことが大切です。
土地の売却に関する疑問やお悩みは、不動産のプロにご相談ください。